海岸線をどこまでも                 
◆第12+4日目(2008年4月29日)市川塩浜駅 〜 海浜幕張駅


 千葉県に入って2日目である。降り立った市川塩浜駅前は、コンビニがあるだけの殺風景な眺めだ。埋め立て地独特の風景のなかを東に向かう。人気のない歩道をひたすら歩く。歩道の横の並木だけが救いだ。

 1 市川塩浜駅                  2 市川PA付近の埋め立て地
   

   

 やがて市川大橋に到着。下は干潟になっており、潮干狩りをする親子の姿が見える。アサリがとれるのだろうか。

 3 市川大橋                   4 平行する京葉線鉄橋
   



 5 新高谷橋                   6 原木大橋
   

 所々に水路があるが、海は見えない。

 7 京葉支線(武蔵野線)高架            8 市川IC付近の水路
   

 京葉線の支線の下をくぐり抜けて二俣新町駅に到着。駅前のコンビニで弁当を買って、作業服のお兄さん達と一緒に駅前のベンチで昼食。もの悲しい思いがこみ上げてくる。こんな駅でもタクシーがいるのが不思議な光景だ。

 9 二俣新町駅遠景                10 二俣新町駅
   



 11 ツタの絡まる湾岸高速橋脚          12 栄橋から見た東京湾方面
   

 海老川大橋を渡ると、突然華やかな雰囲気になる。ららぽーと東京ベイである。久しぶりにたくさんの人を見た。いくつかの建物に分かれているが、かなり広い。全てみて歩くには1日かかるかもしれない。

 13 海老川大橋から東京湾方面を望む       14 ららぽーと東京ベイウエスト入口
   

 15 ららぽーと東京ベイ その1         16 ららぽーと東京ベイ その2
   

 17 ららぽーと東京ベイ その3         18 ららぽーと東京ベイ その4
   

 19 ららぽーと東京ベイ その5         20 ららぽーと東京ベイ その6
   

 楽しそうに食べたり買い物している人たちに別れを告げて、さらに東へ。競馬場が見える。ギャンブルに興味はないが、広々しているのは良い。

 21 ららぽーと2 入口             22 船橋競馬場
   

 しばらく歩くと。谷津干潟に着く。埋め立て前の貴重な東京湾の姿が残る場所である。写真24のようにサギが水路に等間隔で並んでいるのがおもしろい。小魚は豊富にいるようだ。 

 23 谷津干潟 その1              24 谷津干潟 その2 サギのなわばり
   

   

 25 谷津干潟 その3              26 谷津干潟 その4
   

 干潟は、四角で道路と鉄道が横切り不自然な形だが、周遊道路がつけられており、バードウォッチングや散歩する人が結構たくさんいる。もちろん、必然的に鳥の密度も濃い。

 27 谷津干潟 その5              28 谷津干潟 その6
   

 29 谷津干潟 その7              30 谷津干潟公園 その1
   

 31 谷津干潟公園 その2            32 谷津干潟公園自然観察センター
   

 33 谷津干潟公園 その3            34 秋津公園 その1
   

    

 谷津干潟から、高速道路沿いに秋津公園、香澄公園と緑道が続いていて、歩くのに楽しい。

 35 秋津サッカー場               36 秋津公園 その2
   

 37 秋津公園 その3              38 秋津公園 その4
   

 39 香澄公園 その1              40 香澄公園 その2
   

 41 香澄公園 その3              42 香澄公園 その4
   

 43 香澄公園 その5              44 香澄公園 テニスコート
   



 45 香澄公園 その6              46 千葉市美浜区浜田付近の歩道
   

 国道15号線を跨ぐと、浜田川である。ここで右折して、海岸を目指して公園になっている川沿いに下る。

 47 国道15号線                48 浜田川緑地 その1
   

 49 浜田川緑地 その2             50 浜田川緑地 その3
   

 やがて浜田川の向こうに、高層ビルが目立つようになった。幕張新都心である。

 51 浜田川緑地 その4              52 浜田川緑地沿いのビジネスセンター
   

 53 浜田川緑地 その5             54 中浜橋からセンターストリートを望む
   

 55 中浜橋から見る浜田川とビル                  

 埋め立て地も綺麗に整備されて、すっかり高層ビルがなじんでいる。

 56 富士通ビル前                57 NTTビル西側
   

 このあたりは、ビジネス街なので、休日はあまり人通りが多くない。閑散としているといっても良いだろう。

 58 NTTビル前 その1            59 NTTビル前 その2
   

 60 NTTビル前 その3            61 NTTビル東側
   

 ここから、幕張メッセまではメッセモールという緑道が続いている。

 62 メッセモール その1            63 メッセモール その2
   



 64 東京海上火災ビルとワールドビジネスガーデン 65 メッセモール その3
   

 66 メッセモール その4            67 メッセモール その5
   

 68 メッセモールから東方面を見る        69 ワールドビジネスガーデン
   

 突き当たりが幕張メッセである。このあたりでは最も大きい(もちろん縦ではなく横に)建物だ。

 70 幕張メッセ                 71 北ホール
   

 72 幕張メッセから浜田川を渡る連絡橋      73 連絡橋を南側から見る
   

 高層ビルの横の河川敷には、ホームレスも住んでいる。なかなか立派なホームレスのリビングルーム?なので、思わず写真を撮ってしまった。

 74 浜田川のホームレスのリビングルーム     75 マリンスタジアム前の歩道
   

      

 メッセの海岸側が、綺麗な円形をした、千葉ロッテマリーンズのスタジアムである。さらに行くと海浜公園である。なぜか閑散として人がおらず、荒廃している雰囲気がある。

 76 千葉マリンスタジアム            77 幕張海浜公園
   

 ひときわ輝く細長い建物は、幕張のランドマーク、アパホテル、旧幕張プリンスホテルだ。客室の高さだけからいえば、みなとみらいのランドマークタワーの日航ホテルの方が高いだろうが、ホームページによると、ホテル単体の建物では50階建て、180mで日本一だそうだ。49階建てだという話もあるようだが..。細身なので、余計に高く見える。

 78 マリンスタジアムから見たアパホテル

 公園を抜けると、幕張の浜である。ここの人工砂浜はかなり大規模で、まるで自然海岸のような雰囲気だ。

 79 人工海浜幕張の浜 その1          80 幕張の浜 その2
   

 高層ビルが見える夕暮れの砂浜で夢中で遊ぶ子供、アーバンリゾートという言葉が似合うような不思議な光景である。海岸沿いの埋め立て地の再開発ということでは、横浜のみなとみらい東京のお台場、そして千葉の幕張と見てきたわけだが、どこも魅力的なところである。華やかさや建物の立派さでは、お台場やみなとみらいの方が上だが、ここのウリはなんといってもこの人工砂浜だろう。お台場の浜よりもスケールが大きい。しかし、実は、すぐに浸食されてしまうため、砂浜を維持するために莫大なお金がかかっているらしい。以前は海水浴場だったらしいが、予算が無くなってやめてしまったそうだ。本当だろうか。自然を破壊した代償は大きいらしい

 81 浜から見た高層ビル             82 夕暮れの浜で遊ぶ子供
   

 83 試合が終わって混み合う歩道            84 アパホテル
     

 ちょうど野球の試合が終わったらしく、道は混み合っていた。

 85 スタジアム帰りの人で混み合う国際大通り   86 ホテルニューオータニ
   

                           87 海浜幕張駅
 

 前半の市川市内の埋め立て地は、歩いて楽しいルートではなく、ららぽーと東京ベイにつくと少しホッとしたくらいなのでお勧めはしない。谷津干潟は東京湾の奥に残った貴重な干潟で、ここから幕張までは、緑の回廊が続いており、なかなか楽しいコースだ。幕張新都心は、千葉県が誇るビジネスセンターである。初めて訪れたが、ここまで整備が進んでいるとは思わなかった。一度、あの高いビルのホテルの高層階に泊まってみたいが、予算の都合で(貧乏は悲しい....)今日は、ビジネスホテルに泊まることにした。泊まりがけの取材放浪は初めてである。ずいぶん遠くまで来てしまったものだ。
 次回は、いよいよ千葉市の核心部、千葉港を横断して蘇我駅まで。
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