柳 瀬 川 探 訪           

 志木の河岸で新河岸川に合流する澄んだ川の源流は以外なところだった。
◆第1日目 (2014年10月14日) 新河岸川合流地点 〜 秋津駅

 江戸時代から大正時代にかけて、新河岸川が最も賑わった場所の一つが志木である。現在の志木市役所が、志木駅の近くではなく、新河岸川のほとりにあることもその栄華の名残であろう。そこはまた、新河岸川と柳瀬川の合流地点でもある。その、柳瀬川の源流を目指すのが、久々の水の旅・源流を探るシリーズ、今回の探索の目的である。

現在地


  1 新河岸川・柳瀬川合流地点              2 合流地点から栄橋を望む
   

 志木市役所を9時30分に出発するが、合流地点から上流の最初の橋が栄橋である。市役所のすぐ前にある橋で、昔はその名のとおり、河岸として栄えたのだろう。



  3 柳瀬川標識                    4 栄橋から下流を望む
   

 栄橋の上流は右岸に手頃な道が続いていたので、遡ってみよう。

  5 栄橋から上流を望む                6 右岸の河畔道
   

 コンクリート護岸ではあるが、水そのものは思ったよりずっと澄んでいて、釣り人がいるくらいである。ただし、下水処理水特有の臭いがするのは、流域人口を考えると仕方が無いのかもしれない。。

  7 釣り人                      8 河川敷の彩り
   

  9 カルガモ                     10 高橋
   



 次の橋は高橋であるが、清らかな水に加えて周囲の環境も田園風景になってきて、のんびりした気分で歩けるのがありがたい。そして、見事な桜並木になる。

  11 高橋から上流を望む               12 桜並木 その1
   

  13 田園風景                    14 桜並木 その2
   

  15 富士見橋                    16 富士見橋から上流を望む
   



 富士見橋を過ぎて、少し寄り道をすることにしよう。それは、この川の名前をそのまま冠した駅があるからだ。

  17 桜並木 その3                 18 柳瀬川駅
   

 柳瀬川駅である。9時55分の到着。駅の川側は寂しいが、反対側は綺麗に整備されている。川沿いの道はそのままズバリ、柳瀬川通りというらしい。

  19 柳瀬川通り                   20 東武東上線
   

 東武東上線が柳瀬川を跨ぐ橋の橋脚をみると、かなり古いレンガ造りである。大正時代の開通時そのままの姿かもしれない。河畔では楽しげなバーベキューの準備中である。

  21 鉄橋の橋脚                   22 バーベキューの準備
   



  23 桜並木 その4                 24 舟運の名残を残すベンチ
   

  25 志木大橋から下流を望む             26 河畔の草原
   

 志木大橋を過ぎてしばらくすると、右岸側は志木市から新座市になる。



 橋の手前に広い河川敷の広場があり、イベントの準備をしている。近づいてみると、ロック・フェスティバルであった。ロックといえば、かつては若者の音楽であったが、いまや観客も出演者も中高年のほうが多い。そういう私も、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンで育った世代で、現在ではクラシック・ロックといわれる音楽を聞いて育った世代である。1970年代前半は、ビートルズが解散し、ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンが台頭したハードロックの全盛期であったが、それから40年経った現在でも、ほとんどスタイルが変わらないロックがこうして根付いていることは、流行を超えた何かがロックにはあるのだと思う。当時、2014年になってもストーンズやエリック・クラプトンがレジェンドとして現役で演奏していることを誰が想像しただろうか。

  27 柳瀬川ふれあい橋                28 ロックフェスティバル柳瀬川
   

  29 柳瀬川ふれあい橋から上流を望む         30 西武台高校第二グラウンド付近
   



  31 清瀬水再生センター その1           32 大和田運動場野球グラウンド
   

 野球場と下水処理場の境界が東京都と埼玉県の都県境である。

  33 東京都・埼玉都県境               34 東京都清瀬市に入る
   

 清瀬という地名の由来は、柳瀬川の清流と関係があるらしい。しかし、清瀬市の埼玉県境に面したところに下水処理場を作ってその処理水は埼玉県へ流すという東京都もずいぶんである。もっとも、その水の流れは、新河岸川から隅田川になって結局また東京都にもどるのであるが。

  35 清瀬水再生センター その2           36 下水処理場からの処理水放流
   



  37 下水処理場付近                 38 不思議な大木の種
   

 このあたりでは、柳瀬川が都県境である。関越自動車道が川を越えている。もうすぐ所沢インターだ。

  39 東側合流地点                  40 関越自動車道
   



  41 滝の城址公園                  42 湧水?
   

 対岸が緑の森になっていた。調べてみると滝の城址公園となっている。滝の城は、小田原北条氏の拠点であり、関東の覇者として北関東を征服していく過程での前進基地という重要な役割を持っていたそうである。小田原攻めの時に秀吉の家臣であった浅野長政に滅ぼされて廃城となっている。もちろん、すぐ南側にあるこの柳瀬川も城の防御に役立っていたのだろう。

  43 柳瀬川回廊案内板                44 武蔵野線
   

 武蔵野線が高架となって図上を横切っていた。



  45 城前橋から上流を望む              46 河畔の並木道
   

 その名の通りの城前橋から上流側には写真46のように見事な並木道があった。

  47 コスモス                    48 川遊び
   



 この辺りになると景色も良く、水もおどろくほど澄んでいて川を泳ぐ鯉がよく見える。鯉を釣っている人がいたが食べるわけではないらしい。

  49 大物釣り                    50 澄んだ川の水
   

  51 コンクリートで固められた川           52 湧水?
   

 周囲の環境に比べて不自然なほどコンクリートで固められているこの辺りの柳瀬川である。

  53 親水施設の水面から               54 草むらを行く
   



  55 金山橋                     56 橋下で遊ぶ人々
   

 この辺りも公園になっているようだが、特に金山橋付近はバーベキューに来た人たちで賑わっていて、カラフルなテントが並んでいた。川の左側は崖になっていて、ゆるやかに右にカーブしている。

  57 柳瀬川回廊標識                 58 崖下の道
   



  59 清瀬金山緑地公園付近              60 対岸所沢市側の住宅地
   

 広々とした河畔と住宅地の真ん中を柳瀬川は流れていて、気持ちが良い。

  61 石の護岸                    62 所沢市下安松付近
   



 柳瀬川は松柳橋付近で一度所沢市内になって、再び都県境にもどる。

  63 松柳橋から上流を望む              64 東京都へ
   

 田舎だが今風の家が広い敷地に点在する風景の中に続く絶好の散歩道である。

  65 清瀬市中里付近
     

 66 柳瀬川回廊案内図




 清瀬橋のすぐ上流に、空堀川との合流地点があるが、河畔道は空堀川に続いており、柳瀬川の方は支流のような雰囲気である。

  67 清瀬橋遠望                   68 清瀬橋から空堀川合流地点を望む
   

 河畔道はなくなったので、ここからは地図を見ながら一般道をたどることになりそうだ。

  69 合流地点上流の柳瀬川              70 石積みの護岸
   

 柳瀬川という交差点があった。

  71 埼玉県道24号線                72 柳瀬川交差点
   



  73 行き止まり                   74 所沢市の畑
   

 桂木公園など県道から、何本か川に通じる道があるが、基本的には私有地に囲まれて川には近づけない。

  75 桂木公園                    76 公園から見る柳瀬川
   

 住宅地を彷徨って、ようやく写真77の地点で河畔に出た。

  77 河畔に出る                   78 日向橋から下流を望む
   

 すぐに日向橋であるが、秋津駅に近いこの橋で今日の探索は終わろう。一気に源流まで行くのは不可能だ。



  79 日向橋から上流を望む              80 秋津駅
   

 13時に、西武池袋線秋津駅についた。

   GPSによる本日の歩行経路 (時間:3h57m 距離:17.5km 歩数:24915歩)
  

 今日は、久々の川旅だった。柳瀬川はその優美な名前のとおり、武蔵野台地ののんびりとした風景の中を流れていた。特筆すべきはその澄んだ水である。また、一部は都県境にもなっていた。
 柳瀬川駅から清瀬駅または秋津駅まで歩くロングコースは、川風が気持ちのよい田園トレッキングコースである。滝の城址を訪れて歴史を感じるのも一興かもしれない。

 次回は、秋津駅から柳瀬川の源流地帯である狭山丘陵を目指す。

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