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◆第12+2日目(2008年3月22日) 品川駅〜葛西臨海公園駅
多摩川を渡り、東京へ入って2日目である。
前回は羽田空港への「侵攻」、いや「進入」、もとい「探索」を行った後、京浜運河沿いに北上、天王洲アイルを経て品川駅まで来た。今日は、この10年で驚異的な発展を遂げた品川駅からの出発となる。
google
map
より転載
品川駅東口に降り、東京海洋大学方面に直進すると御楯(みたて)橋である。橋を渡って左折し、高浜運河を北上する。
1 品川駅 2 御楯橋からリバージュ品川ビルを望む
このあたりもガラスで出来た高層ビルが建ち並び、きらびやかなウォーターフロントを形成している。
3 リバージュ品川側から高浜運河を望む 4 新港南橋と品川クリスタルスクエアビル
橋の手前でカモメの大群にあった。餌付けされているらしい。動画を見ていただければわかるように、ヒッチコックの映画さながらの光景である。その先には、今度は新幹線が現れ、なんともドラマチックな運河沿いの道だ。
5 新港南橋橋とカモメ 6 浜路橋と新幹線引き込み線
7 浜路橋から品川方面を望む 8 五色橋から芝浦方面を望む
五色橋を渡ると芝浦埠頭地区である。大きくループする道路と、ピラミッド型のガラスのビルが見えてくる。
9 ヨコソーレインボータワー 10 レインボーブリッジへのアプローチループ
橋のたもとの目立たないところに、レインボーブリッジへ登るエレベーターの入口がある。昔は有料だったらしいが、現在はタダである。エレベーターにのると橋まではあっという間だ。 エレベーター動画
11 レインボーブリッジを見上げる 12 レインボーブリッジ歩道ノースルート
北側の歩道を歩く。すぐ隣に車が走っており、多少五月蠅いが、空を歩いているようでなかなか楽しい。
(動画) 所々に展望スペースが設けられており、眺めは写真のとおり素晴らしい。
13 芝浦埠頭港湾施設 14 展望スペースから見たレインボーブリッジ
15 晴海、豊洲方面 16 優雅な曲線の航跡
17 レインボーブリッジから晴海埠頭を望む
お台場に近くなり、横断道路で反対の南側に移る。こちらは、台場公園が真下にあってこれもなかなか絶景だ。
18 お台場側から見たレインボーブリッジ北側 19 レインボーブリッジから見た台場公園
ビーチに到着し、そのまま台場公園方面に行ってみる。
20 お台場海浜公園人工渚 その1 21 台場からみたお台場中心部
台場の中は広々した芝生が広がっている。人も多くなく、シートに座り、みんなのんびりと過ごしている。
22 第三台場 23 第三台場内部
24 台場公園解説板
25 第三台場からみた第六台場 26 お台場海浜公園人工渚 その2
台場公園から、お台場ビーチに戻って、フジテレビ方面に向かう。人工の渚と近代的なビル、くつろぐ大人とはしゃぐ子供たち....、日本は実に平和な国である。
27 人工渚から背後のビルを望む 28 人工海浜から見たレインボーブリッジ
さらに西に向かって海岸線を行くと公園で撮影をしていた。モデルさんは知らない顔だったので、ファッション関係の雑誌のようだ。
29 自由の女神像とフジテレビ 30 雑誌?撮影風景
31 海上保安庁桟橋と巡視船 32 日航東京とグランパシフィックメリディアン
高級ホテルを横目に見ながら南側に回り込む。
33 対岸の品川埠頭 34 東京湾トンネル換気所
やがて、船の科学館に着く。このバースには、様々な船が係留されており、目を奪われる。日本丸U世と東光丸は現役の船だ。
35 潮風橋 36 日本丸U世
37 東光丸 38 宗谷
宗谷と羊締丸は引退した船であるが、南極観測船と青函連絡船としてあまりにも有名である。
39 羊締丸 40 国際研究交流大学村
ここから、海を離れて、プロムナード公園に向かう。フジテレビのスタジオがここにあるのは知らなかった。本社から歩ける距離である。
41 日本科学未来館 42 フジテレビ湾岸スタジオ
43 菜の花畑 44 シンボルプロムナード公園
一面黄色の花が咲く中を歩く。春の気持ちの良い風がふいている。ここが、少し前まで、ゴミによる埋め立地だったとは思えない楽園である。
45 プロムナード公園横の花畑 46 お台場ビル群と飛行機
47 プロムナード公園から出会橋へ 48 プロムナードから東京テレポート駅を望む
パレットタウン、ヴィーナスフォート、観覧車とお台場を代表する遊び場が続く。このあたりがお台場の中心といえるだろう。
49 パレットタウン、ヴィーナスフォート入口 50 大観覧車
夢の大橋は、歩行者専用だが、ものすごく広い橋だ。幅60mで日本一だそうである。周りにきらびやかなビルが建ち、景色も雄大だ。
51 夢の大橋 その1 52 夢の大橋から東京湾方面を望む
53 東京ベイコート倶楽部ホテル 54 夢の大橋 その2
水の広場埠頭公園からは、正面に造成中の埋め立て地が見える。将来、さらに沖合に街が延びていくのだろうか。
55 パルティーレ東京ベイ 56 水の広場埠頭公園から東京湾を望む
東京ビッグサイトに着く。特徴的な不安定に見える建物だ。
57 東京ビッグサイト桟橋 58 東京ビッグサイト
ビックサイトから、今度はイーストプロムナードを北に向かう。
59 ビッグサイトエントランス 60 イーストプロムナード
歩道橋の上から有明コロシアムを望む。言うまでもなくテニスのメッカだが、屋根がついたため、コンサートなどのイベントも開かれている。
61 有明コロシアム 62 東京ベイ有明ワシントンホテル
国際展示場駅から、有明駅を経て、湾岸線を千葉方面へ。
63 国際展示場駅 64 有明駅
お台場の華麗な街並みとは対照的に、殺風景な湾岸道路沿いをひたすら歩く。まだ、未利用の土地も多い。しばらく歩くと、東雲駅に着いた。
65 湾岸線側道 66 東雲駅
67 新末広橋 68 新末広橋から東京湾を望む
このあたりは、物流・工業地帯である。港湾地区でもあり、船から降ろされたコンテナがトレーラーに積まれている。後からわかったことだが、湾岸道路の反対側は、公園地帯になっており、歩くのであれば、そちらの方が緑が多くて良いだろう。
69 貨物コンテナトレーラー 70 新曙橋から東京湾を望む
新曙橋を渡ると新木場地区である。名前のとおり、木材関係の会社が多い。
71 新木場近くの材木問屋 72 新木場センタービル
新木場駅はさすがに木造ではないが、木が多用されているそうである。さらに進むと、警視庁術科センターという建物に遭遇した。この施設、検索してもよくわからないが、武道場や射撃場があるらしい。特殊部隊「SAT」が訓練しているという噂もあるようだ。外から写真を撮っただけでは、逮捕されなかったので、一安心。
73 新木場駅 74 警視庁術科センター
ついに、荒川を渡る。江東区から江戸川区に入る。この大きな橋からは、京葉線が邪魔で東京湾側は見えない。
75 荒川河口橋から北方面を望む 76 荒川河口橋から都心方面を望む
橋を渡り終えて、荒川左岸沿いに回り込む。さすがに河口は広々している。
77 荒川河口橋 78 京葉線荒川鉄橋
河口の東側は、葛西臨海公園である。埋め立て地に作られた公園だが、広大な面積があり、都民の憩いの場になっている。公園の少し感傷的な夕景を、写真でも感じていただけるだろうか。
79 荒川河口から葛西臨海公園を望む 80 葛西臨海公園 その1
81 葛西臨海公園 その2 82 葛西臨海公園 その3
83 葛西臨海公園 その4 84 葛西臨海公園 その5
85 葛西臨海公園 その6 86 葛西臨海公園 その7
87 葛西臨海公園 その8 88 葛西臨海公園 その9
89 葛西臨海公園 その10
90 葛西臨海公園駅前の木
公園駅から、京葉線で帰途に着いた。
91 葛西臨海公園駅
きょうの行程は、品川のウォーターフロント、レインボーブリッジ、お台場、最後に葛西臨海公園と、東京ベイのお楽しみどころ満載の素晴らしいコースであった。こうして、通して歩いてみると、湾岸の埋め立て地も、すっかり未来都市になってしまった。ここまで整備するためには、途方もない費用がかかっているだろうと、思わず余計なことを考えてしまうが、日本中の富が集中する東京の底力を感じさせる風景でもある。ある意味で、土地からインフラ、文化まで、人工物がこれだけ高度に集積されたところは、他にない。
そんな感想は別として、広々とした公園も多く、ぜひ歩いてみたい、快適なコースだ。
次回は、東京を脱出して千葉県に入る。どんな光景が待っているのだろうか、楽しみだ。
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