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川を歩いていると、子供たちに出会う。いわゆる川遊びである。釣りであったり、ガサガサであったり、水の中を歩きまわったりと、スタイルはいろいろだが、共通しているのは、その目が輝き、体が躍動していることだ。これは男の子だけでなく、女の子でも、そして自分の子供の頃の記憶をたぐり寄せても同じである。
水辺には、子供たちを引き寄せる何かがある。井戸が発明されるまでの、人類の長い歴史では、水がある場所は時に危険ではあるが、命を繋ぐためにはなくてはならない場所だったはずだ。その太古からの記憶が受け継がれているのか。それとももっと昔、我々の祖先が海から陸へ上がってきたからだろうか。
いや、子供だけではない気がする。ただ、大人は本能や感情をすぐに行動に移せないいろいろな事情があるだけだろう。
平成23年8月21日
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