鳥取砂丘  日本最大規模の砂場            
◆ 2015年8月28日

 朝、神奈川県の自宅を出発して一路西へ、そして無事、国宝姫路城を堪能し、返す刀で智頭急行で鳥取へ向かって、日本で最後に残された秘境のスタバを見に行ったという、オッサンにしては行動的な一日を過ごした翌朝、鳥取駅前のホテルで眼を覚ました私は、昨夜も食べた豆腐ちくわを味わっていた。さっぱりしたちくわである。二日酔いもなく、前日に疲れることもしていないので、体調万全、このまま砂丘を見に行くことにしよう。

  1 鳥取駅南口                    2 鳥取駅北口
   



 9時15分発の変わった名前のバスに乗って出発する。レトロ調のバスである。

  3 砂丘行のループ麒麟獅子              4 ループ麒麟獅子バスの内部
   

 鳥取県庁と鳥取城を経由して、バスは北へ向かう。まず、砂丘が見下ろせるという砂丘センターを目指すことにした。

  5 鳥取城跡                     6 砂丘センター展望台から鳥取砂丘を望む
   

 リフトがあるので乗ってみることにしたが、下りで利用している人は殆どいなかった。

  7 観光リフト乗り場                 8 観光リフト
   

 砂丘につくと出迎えてくれたのは、ラクダである。ラクダというのは、動作が遅いせいか、人をイヤイヤ乗せてます、という感じがしてあまり好きではない。そこが楽しそうに人を乗せている馬とは違うところである。可哀想なので、ラクダはやめておく。

  9 ラクダ乗りば
     



 10 馬の背遠望


 ここから見えているのは砂丘の一部であるが、かなり広い。砂の色はやや黄色みがかっていて、いかにも砂漠っぽい色である。前方に見えるのが鳥取砂丘の象徴でもある馬の背の砂丘列である。

 11 砂丘の空


 馬の背の向こうは、海、日本海である。

 12 馬の背から北東方面を望む


 13 馬の背から見下ろす日本海


 14 馬の背を東側から望む


 15 馬の背からの展望


 16 馬の背から内陸部を望む その1


 それにしても日本離れした光景である。国内で砂漠のロケをしようとしたら「ここしかない」というロケーションである。

 17 馬の背から内陸部を望む その2


 18 馬の背頂上でくつろぐ人々


 馬の背は結構高さがあるので、ハングライダーの練習場にもなっている。

 19 砂丘のハングライダー


 20 馬の背から長者ケ庭を望む その1


 低い場所は水があるのか、緑化しており、放っておくと木が生えてしまいそうである。

 21 馬の背から長者ケ庭を望む その2


 砂漠を堪能した後は、再びバスに乗って、湖山池を目指す。鳥取の地図を広げていると嫌でも目立つこの湖山池は、池というよりも立派な湖である。

 

 湖山池の東側にナチュラルガーデンというところがあるというので行ってみることにした。外国人がデザインしただけあって、なかなか良いところである。これが首都圏にあったら大変な人気スポットになるだろう。
 が、いかんせん、人がいない。鳥取県全体で57万人しかいないので、仕方がないと言えるが、せっかくお金をかけて整備した公園がもったいない気もする。

  22 湖山池ナチュラルガーデン
     

 23 湖山池 その1


 24 湖山池 その2


 25 湖山池 その3 

  26 湖山池ナチュラルガーデンの小径         27 鳥取駅へ戻る
   

 湖山池から鳥取駅に戻るループ麒麟獅子バスの運転は、すごかった。これほど滅茶苦茶な運転をするバス運転手は、生まれて初めてである。最初からやたらと荒い運転をするなあ、と思っていたら、右折する際に交差点に猛スピードで突っ込んで、直進してきた車とぶつかりそうになり、とっさに左にハンドルを切ってかわしていた。ブレーキを踏んでも間に合わないタイミングだ。運転テクニックというか反射神経はすごいが、そもそも公共交通機関のプロのドライバーとして、どうなの、というレベルである。お客さんから苦情が出ないというのは、田舎だからなのか人口が少ないからなのかはわからないが、とにかく驚いた。

 そんなジェットコースターのようなバスも無事鳥取駅に着き、12時54分鳥取発京都行きの、スーパーはくと8号に乗り込む。座席の背面には木が使われていて、ちょっと高級感がある。

  28 スーパーはくと8号車内             29 京都についたスーパーはくと8号
   

 姫路を過ぎると、山陽線を東に走る。山陽線は電化されていているが、このスーパーはくとの車両は、気動車、つまり電気によるモーターではなく、ディーゼルエンジンで走る列車である。気動車はスピードが遅く、電化区間では走らないことが多いが、この気動車はHOT7000系というハイテク列車でスピードも出るのだろう。ディーゼルエンジンをぶん回しながら、神戸、大阪を一気に走り抜け、京都に着いた。

  30 京都駅
     

 京都から新幹線に乗り換えて、帰途につく。

 一泊の小旅行であるが、いつかは行きたいと思っていた、姫路城と鳥取砂丘というメジャーな観光地を堪能することができた。「日本一の城」と「日本一の砂丘」の旅だった。

関連サイト◆姫路城

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