海岸線をどこまでも              
◆第12+3日目(2008年3月29日) 葛西臨海公園駅 〜 市川塩浜駅


 東京へ入って3日目、もう最東端まで来てしまった。京葉線に乗り、葛西臨海公園駅で降りる。駅前の噴水で子供たちが歓声を上げる中、公園へ。クリスタルビューというガラスの宮殿が迎えてくれる。
 このクリスタルビューは、中には葛西の歴史が紹介されているだけで、建物がきらびやかな割に中身はない。贅沢な作りである。展望を楽しむということだろうが、せめてレストランは地下でなく上の方に持ってきたら良かったのにと思う。
 ガラスの温室構造なので、天気がよいと非常に暑い。

 1 葛西臨海公園駅                 2 クリスタルビュー
   



 3 クリスタルビューから海を望む          4 西なぎさを望む
   

 5 クリスタルビュー内部              6 葛西臨海水族園方面を望む
   

 前回、公園にたどり着いたときは、すでに夕方で葛西渚橋は閉まっていたので、今日は早速渡ってみる。

 7 芝生広場                    8 葛西渚橋
   

 9 葛西渚橋から都心方面を望む その1      10 西なぎさ その1
   

 ここは、残念ながら海水浴場にはなっていないので、都心のビルを眺めながら泳ぐということは出来ない。セールも見あたらないことから、マリンスポーツも禁止なのだろう。隣が鳥類の保護区になっているからだろうか。
 いずれにしても、都内に残った(というか人工的なものだが、)数少ない渚である。広々とした公園とともに、都民の憩いの場所だ。

 11 西なぎさ その2              12 西なぎさから見た葛西渚橋
   

 13 葛西渚橋から都心方面を望む その2     14 葛西渚橋から水族園方面を望む
   

 15 芝生広場から見たクリスタルビュー      16 鳥類園
   

 17 鳥類園内の遊歩道              18 葛西臨海公園駅から西へ向かう
   

 公園を後にして、旧江戸川に架かる、舞浜大橋を渡る。写真20のとおり、ここで東京都は終わりである。ここからいよいよ千葉県に入る。思えば、湘南海岸を出発して海岸沿いにひたすら彷徨って、15日目、よくここまで来たものだ。

 19 舞浜大橋                  20 東京都と千葉県の境界標識
   

 というわけで、橋を渡るとそこは千葉....ではなくて、東京ディズニーリゾートである。さんざん言われていることだが、ここは東京ではなく、行政的には紛れもない千葉県である。成田空港と同じく、東京という名称を使うのは、詐欺のようなものだが、すぐ隣ということで、文句も出ていないようだ。公正取引委員会が誇大広告だということで調査に乗り出したという話も聞かない。
 で、外周道路には、ミッキーのバスが走っている。ホテルの客を運んでいるのだろう。

 21 TDRのバス                22 TDR入口
   



 23 ホテル群遠景                24 サンルートプラザ東京
   

 埋め立て地には、ホテルが並んでいる。ホテルには、「東京ベイ」という名称を使っているところが多い。直訳すれば「東京湾」だから、千葉にあっても東京湾に面していることは確かである。これなら合法的に「東京」の名前を名乗れるということだろうか。

 25 東京ベイ舞浜ホテル その1         26 東京ベイ舞浜ホテル その2
   

 どのホテルも、豪華であるが、昔泊まった記憶では、確か値段も高かったように思う。

 27 東京ベイホテル東急 その1         28 ホテルロード その1
   

 29 東京ベイホテル東急 その2         30 ホテルロード その2
   

 31 正面にTDSを望む             32 TDR海岸から都心を望む
   

 高級ホテルを横目に見ながら、ディズニーリゾートラインが走っている。このモノレールは、一方通行で、反時計回りである。

 33 ホテルオークラ東京ベイ           34 ディズニーリゾートライン
   

 やがて、ディズニーシーが見えてきた。山やモスク、船など脈絡のないいろいろな建物が見える。ちなみに、ディズニーシーに入ったことがないので、これらの建物の中で何が行われているのかは知らない。

 35 TDS横                  36 TDS その1
   

 37 TDSコロンビア号             38 東京湾
   

 39 TDS その2               40 TDS入口
   

 日本いや、アジアを代表するテーマパーク、TDRは、やはり中に入らなければ話にならないが、今日はそんな時間もないので、先を急ぐことにする。右手には、温泉つきのホテルが見える。こちらはいかにも日本的なレジャー施設だ。 



 41 舞浜ユーラシア               42 浦安ドッグラン
   

 突き当たりには、マリーナがあるが、外見は写真のとおり、何とも華のない地味なマリーナである。

 43 浦安マリーナ                44 浦安市総合体育館外観
   

 とても立派なガラスの体育館があった。浦安市は、TDRの税金がたくさんはいるのだろうか。

 45 浦安市総合体育館入口            46 体育館内部
   

 リゾート気分も抜けて、また、埋め立て地らしい、風景に戻る。京葉線がずっと並行して走っている。

 47 サンケイ新聞印刷所             48 伝平橋から東京湾を望む(見明川河口)
   

 49 京葉線                   50 国道276号線と京葉線
   

 マンションが目立つようになった。浦安の街に入ったのだ。

     

 51 富岡交番                  52 順天堂浦安病院
  

 53 今川橋から境川下流を望む          54 浦安ブライトンホテル 
   

 新浦安駅周辺は、ホテルが数件あり、マンションが立ち並んでいる。街並みは計画的に作られているのがわかる。京葉線が開通し、東京に近いという利点から、埋め立て地がマンション街になったのだろう。

 55 新浦安駅                  56 入船交差点
   

 駅前には、ショッピングセンターと高層マンションがある。

 57 新浦安駅前                 58 浦安警察署
   

 近所の小さな公園では桜が満開で、お花見をしている人が多い。

 59 美浜公園の桜                60 塩美橋から猫実川上流を望む
   

 橋をわたるとそこは市川市である。浦安というとリゾートとマンション街というイメージであるが、市川市にはいると、完全に埋め立て地の工業地帯という雰囲気になる。
 ところで、河口の写真62の看板は笑ってしまった。まず、物理的に入れないようにしないといけないのではないだろうか。

 61 猫実川河口から東京湾を望む         62 市川市の看板
   

 63 京葉線と東京湾               64 塩浜付近の殺風景な道
   



 殺風景な道を延々歩くとやっと駅が見えてきた。今日はここまでにしようかと思ったが、この少し先に、市川野鳥の楽園というところがあるので、足を延ばしてみる。
 ところが、中には入れず、外から水門付近の写真を撮って終わりになってしまった。

 65 湾岸測道市川塩浜駅付近           66 千鳥水門
   

 67 行徳警察署                 68 市川塩浜駅
   

 今日のみどころは、なんといっても葛西臨海公園と、東京ディズニーリゾートである。ただし、後者は外側から見てもあまり楽しくはない。ホテル群は圧巻であるが、あまり泊まりたいという気は起こらなかった。
 その他は、浦安、市川と、どこか荒涼とした雰囲気の埋め立て地が続く。
 市川野鳥の楽園は、昔の海岸線だろうか。ただし、中にはいることが出来ず、残念であった。
 次回は、幕張までいけるだろうか。
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