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◆第3日目(2006年4月8日) 渚橋(逗子駅) 〜 林ロータリー
逗子駅に降り立ち、川沿いに海を目指す。まだ、桜が残っており、なかなか風情がある道だ。高級住宅地である。
海岸にでて、葉山にはいるとすぐに鎧摺港、日本のヨット発祥の地である。港といってもただの小さな入り江だが、向こうにはラマレードチャヤがみえる。スペインか南フランスの海辺のリストランテのような、なかなか絵になる風景である。
1 海岸への道 2 ラマレードチャヤ遠景
ここには有名なケーキ屋がある。何十年も前に、食べたことがあるが、味は覚えていない。たしか、すぐ売り切れるんじゃなかったか。右はレストランの方のラマレードチャヤの近景だ。ここは日本? 火気厳禁の看板でわかるか。
3 ラマレードチャヤ洋菓子店 4 ラマレードチャヤレストラン
葉山港をすぎると、有名な葉山マリーナである。この辺から葉山の中心地だ。湘南にはいくつかのマリーナがあるが、この葉山マリーナと逗子マリーナが知名度から言って両横綱だろう。
5 葉山港 6 葉山マリーナ
マリーナの先から砂浜の海岸に出る。ここでもくもくとゴミ拾いをしているおじさんがいた。頭が下がる。さすが葉山、日本有数のリゾートタウンだ。葉山は、神奈川県でも鎌倉、逗子と並んで住民の所得が高いことで知られている。そういえば、ゴミ拾いのおじさんにも気品がありお金持ちに見えなくもない。普通なら黒い長靴でも履いていそうだが、ここは葉山、なんといっても黄色の「マリンブーツ」が高級そうてある。釣り用なら安いのもあるが、ブランドもののマリンブーツなら値段はゼロが一つ多いに違いない。
7 葉山海岸
8 ゴミを拾うおじさん
やがて、葉山のメインビーチ、森戸海岸である。このように普段はディンギーのメッカ、夏は海水浴場である。今日はレースがあるらしく準備をしていた。
9 森戸海岸 その1 10 森戸海岸 その2
ビーチの端、みそぎ橋という橋をわたると右手が森戸神社だ。
11 みそぎ橋から神社を望む 12 みそぎ橋由来解説板
神社の先に絵に描いたような岩場の松がある。あの松は、誰かが植えたのか、それとも自然のものか。盆栽心(そんなものがあるとは思えないが)をくすぐる。また海岸線を歩く。なんだかひなびていて良い感じである。
13 岩場の松 14 デニーズ裏の海岸線
やがて埋め立て地の先に芝崎海岸がみえる。
15 芝崎海岸 16 長者ヶ崎方面を望む
また砂浜にもどる。写真17のようなオシャレな家も葉山らしい。そうこうしているうちにきれいな建物の県立近代美術館に着く。
17 海岸に建つ家 18 近代美術館
さらに砂浜を行くと葉山御用邸であるが突然空が暗くなってきた、と思ったら雨が降り出したので大急ぎでバスで葉山の町中まで戻りファミレスに避難して昼食。雨がやんだので、御用邸まで国道を戻ると、右の写真のように天気が回復。御用邸前にはもちろんお巡りさんの詰め所が。裏の海岸にもお巡りさんが何人かいて警備は厳重。
19 御用邸裏の海岸 20 御用邸正門
県立近代美術館裏から、また、砂浜を歩き始める。やがて前方に岬が見えてきた。長者ヶ崎である。三浦半島の最西端だそうだ。長者というからには、お金持ちが住んでいたんだろうか。ここから横須賀市であるが、風光明媚な海岸は軍都横須賀のイメージとはほど遠い。同じ横須賀市内でも東京湾側と相模湾側では全く違う雰囲気なのだ。長者ヶ崎から南を望むと写真22のような感じで何とものんびりした景色である。
21 長者ヶ崎 22 長者ヶ崎の解説板
すこし行くと山側に高級リゾートホテルの葉山音羽ノ森がみえる。ちなみに私は泊まったことはないので論評は差し控えるが景色は滅茶苦茶良さそう。特に夕日は絶景だろう。
23 ホテル音羽の森 24 立石方面を望む
このあたりは、海に面して写真25のような雰囲気のある建物が目に付く。
やがて、道端に子産石という安産の神様が宿る石が現れる。もう必要がないと思われるので、手を合わせずに写真だけ撮っておく。
25 海に面した建物 26 子産石
その先の小さな入り江ではカヌー教室らしきものが開かれていた。ここなら安心だが、初心者が外にでて潮に流されるなんて事はないのだろうか。そういえば時々ウインドサーファーが流されたとはニュースで聞くが。
27 カヌー教室 28 相模湾の白波
コートダジュール(もちろん行ったことはない)のような景色だ。おしゃれな建物が海沿いに建っているが、中は雑貨屋さん。
29 海に面して建つ店 30 立石 その1
やがて立石が見えてくる。うんちくは写真31のとおりで江戸時代から観光地だったらしい。
31 立石解説板 32 立石 その2
しかし、写真32のごとく絵葉書のような景色ではある。立石のてっぺんに登ったヒトはいるのだろうかなどとくだらないことを考える。その先には、写真33のようなきれいなレストランもあった。しかし、車でなければ来られない場所なのでワインも飲めないなどと、またくだらない考えが頭をよぎる。
33 立石のレストラン 34 一二所神社由来
この先の岬は、海岸を通れなかったので、峠を越えた。坂を下ると由緒がありそうな神社があった。何でも右看板のとおり、頼朝ゆかりの神社らしい。
35 十二所神社 36 民家
再び海岸に出るところで小さな、でも写真36のような、いい感じの全面ガラスの家があったのでご主人に頼んで写真を撮らせてもらった。海岸の生活を楽しんでいるのがわかる。ただし、この大きなガラス窓をきれいに保つのは大変だろう。上の方はどうやって清掃するのだろうか。
そんなことを考えながら歩いていると、芦名海岸に着く。マリーナもある。
37 芦名マリーナ 38 佐島へ渡る橋と某評論家の豪邸
佐島入り口を右折する。この橋を渡ると佐島であるが、入り口にはこんな豪邸もある。元皇族の別荘だったような気もするが、今は有名なおもちゃ評論家が住んでいるらしい。
39 某評論家の豪邸 40 天神島解説板
佐島の沖には天神島と笠島があり、天然記念物になっている。伊勢エビやサザエがたくさんいそうだ。もちろん、高級食材だけでなく自然保護も大切である。
41 笠島 42 佐島マリーナ
佐島マリーナがみえるが、この建物は古いマンションのようであまり好きになれない。佐島を出て、漁港の砂浜を歩く。
43 佐島漁港 44 おいしそうな海の幸 その1
活魚を売るお店があって賑わっていた。その場でさばいてくれるらしい。このあたりのお金持ちが車で乗り付けていた。
45 おいしそうな海の幸 その2 46 軍用船?
さらに行くとひなびた造船所があり、軍用の船が修理されていた。北朝鮮の船みたいである。この先は行き止まりだ。仕方なく戻ってトンネルをくぐる。トンネル出口のこの辺は石の産地だったらしく、石切場が残っている。
47 石切場後 48 電力研究所
やがて国道に出て南下する。このあたりは平坦だが埋め立て地だろうか。広い敷地の電力研究所がみえる。
49 電力研究所正門 50 立教大学原子力研究所
さらに一番奥には立教大学の研究所や下水処理場があった。この奥はさっきまで歩いた佐島湾のはずだが、ずいぶん遠回りした。やたらと風が強い。国道から見ると海上自衛隊と陸上自衛隊の両方が隣り合っていた。三浦半島は戦前は首都防衛の要塞であった名残で、現在も米軍や自衛隊の施設が多いのだ。
川の向こうは自衛隊の施設らしい
51 西浄化センター 52 対岸の自衛隊敷地
やがて林ロータリーに着いた。この先は帰りの交通が不便になるので今日はこれくらいにしておこう。ここからバスで衣笠駅に出て家路についた。
53 林ロータリー 54 衣笠駅
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