境 川 探 訪
多摩丘陵・津久井山地の谷を源流として、相模の国と武蔵の国の境界を流れ、江ノ島へ
◆第1日目(2007年5月3日) 河口(藤沢市片瀬海岸)〜宮久保橋(大和市上和田)
水源シリーズ第5弾は、境川である。高尾山と分水嶺を隔てた南側の山合、町田市相原の山中に端を発し、多摩丘陵をかすめて相模原台地を削り、南下して江ノ島で相模湾に注ぐ川で、全長約52kmの2級河川である。上流はのどかな丘陵地であるが、相模原市、町田市では市街地のど真ん中を流れ、まだ自然が残る中流を経て、藤沢市ではまた市街地の真ん中を流れる。最後は高級住宅地から湘南海岸リゾートの中心である江ノ島に到達する、変化に富んだ川だ。その名の通り、相模の国と武蔵の国の境界でもある。
まず、小田急江ノ島線に乗り終点の片瀬江ノ島駅で降りる。距離からみて1日では歩けないだろう。景色を楽しみながらのんびりと行くことにする。
おなじみ竜宮城の片瀬江ノ島駅を降りてすぐ目の前が境川である。 1 片瀬江ノ島駅
2 境川河口と江ノ島
3 片瀬橋 4 弁天橋
このあたりにはヨットや漁船が並んでおり、リゾートと漁村と住宅が混ざり合った開放的で不思議な空間である。
5 弁天橋から上流を望む 6 山本橋
7 西浜橋 8 鵠沼の高級住宅地 その1
藤沢駅から江ノ島にかけての一帯、特に鵠沼はもともとは湿地帯であったが、早くから住宅地として開けたところで、高級住宅が並ぶ。その中を江ノ電が走りぬけていく。
9 鵠沼の高級住宅地 その2 10 江ノ電橋梁遠景
11 境橋 12 江ノ電橋梁近景
13 境川橋 14 境川橋から新屋敷橋を望む
右手に片瀬山を望みながら、境川は藤沢駅周辺の市街地に近づく。そして藤沢駅の東側で柏尾川と合流する。
15 水道橋? 16 上山木橋
17 奥田橋 18 新川名橋
19 新川名橋から見た柏尾川合流地点 20 川名橋と東海道線橋梁
21 東橋 22 御所ヶ谷橋
23 2羽の川鵜の競演 24 堰跡橋
25 大正橋 26 滝の川合流地点
東海道(国道1号線)は藤沢橋で境川をまたいでいる。遊行寺の近くである。
27 藤沢橋 28 御殿橋
29 藤沢市藤沢付近 30 境川大橋(藤沢バイパス)
藤沢バイパスを過ぎると田園風景に変わり、のんびりとした雰囲気。
31 鷹匠橋 32 大清水橋
ここでは横浜市の2つの下水処理場から大量の排水が流れ込んでおり、下水の臭いが鼻につく。
33 横浜市西部下水処理場排水口 34 立石橋
35 横須賀水道橋 36 東西橋
37 金沢橋 38 宇田川合流地点
39 俣野橋 40 上俣野橋
堤防の内側の花畑に心が癒される。しかし、河川管理上は問題かもしれない。
41 上俣野橋・遊水地橋間の花畑 その1 42 上俣野橋・遊水地橋間の花畑 その2
43 遊水池橋と管理棟遠景 44 遊水池橋と管理棟近景
この広い遊水池はまだ工事中であり、暫定使用されているそうだ。野鳥の楽園に成るだろう。ところで遊水池の水が不自然なほど水色である。なぜだろう。
45 俣野遊水池全景 46 今飯橋
境川が相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄の下を潜る。左の台地の上が湘南台だ。
47 相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄橋梁 48 白鷺橋
渡戸橋は境川に架かる橋の中では周りの建物と相まって一番風情があるだろう。
49 渡戸橋遠景 50 渡戸橋
51 高飯橋 52 緑色の新しい橋(名称調査中)
堰の上流は水を満々と湛えている。
53 高鎌橋と高飯堰 54 高飯堰上流
55 境川橋 56 境川上高倉堰
高層団地の真ん中を流れる。
57 新緑橋 58 団地の中を流れる境川
59 緑橋 60 新幹線橋梁
61 ふれあい橋 62 下分橋
63 相沢川合流地点 64 上和田2号橋
65 宮久保橋
予定では今日中にもう少し進む予定であったが、雨が降り出してきたのでここで切り上げることにした。小田急桜ヶ丘駅まで歩いて電車で帰宅した。
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