海岸線をどこまでも 本州一周(になるかもしれない旅) 千葉県房総半島外房を北上中 
◆第12+16日目(2008年11月23日)  和田浦駅 〜 安房天津駅


 今日も暗いうちから早起きして、おなじみの東京湾フェリーに乗る。浜金谷駅8時22分、館山駅8時52分と内房線の列車を乗り継ぎ、9時17分に和田浦駅につく。神奈川県から見て、房総半島のちょうど裏側であり、かなり遠い。
 駅を降りようとして、切符が無いことに気がついた。あちこち探すがどうしても見つからない。カメラと同じポケットに入れていたので、カメラを取り出すときに落としたらしい。
 駅の女性係員に申し出たが、やはり浜金谷からの料金を払うようにといわれる。そのとおりである。
 「740円だったのだけど...」といいながら悲しそうな顔で財布の中の硬貨を探していると、その情けない顔に同情したのか、それとも貧乏そうな風体を哀れんだのか、「740円という料金がわかっているのなら、浜金谷からで間違いないからいいわよ。」とのお許し。米つきバッタのように頭を何度も下げて、駅を出る。これからは切符は別のポケットに入れることにしよう。 

 1 和田浦駅                   2 和田浦 その1
   



 海岸に出ると、椰子の木が優しく迎えてくれる。

 3 和田浦 その2                4 和田浦 その3
   

 この浜は、綺麗な貝殻が多い。思わず記念に拾ってしまった。

 5 貝殻                     6 海辺のマンション
   

 拾った貝は、下の写真のように今は自分の部屋の窓際で海の記憶をとどめているが、右端はどう見ても珊瑚だと思う。だとすれば、生息地の北限に近いのだろうか。


 地図上では、いつの間にか江見、つまり、南房総市から鴨川市に入ったことになる。南房総市の海岸線は本当に長かった。
 鴨川市といえば、館山市と並び称される南房総の両雄である。とはいえ、海岸は行政上の境界とは関係なくどこまでも続いている。

 7 江見外堀付近海岸                8 江見外堀付近の岬
   

 江見の岩礁帯は、抜けられないかと思ったが、難なくスルー。

 9 岩礁                    10 光沢のある砂浜
   



 11 江見西真門付近               12 州貝川方面を望む
   

 和田海岸からここまでずっと続いてきた砂浜も、州貝川の先で漁港になる。

 13 州貝川河口                 14 江見漁港
   

 このあたりが江見の中心地になるらしい。写真16のような船の形をした民宿があった。船首のところで宴会をやったら楽しそうである。
 そういえば、何度か横浜で屋形船での宴会をやったことがあるが、いずれも夜だった。昼間に船で宴会をやったら楽しそうだと脳天気なことを考えながら歩く。

 15 老人施設                  16 舟の形をした民宿
   

 17 江見青木付近の岩礁             18 古美術店
   

 海岸沿いの細い道から国道に合流すると、写真18のような骨董品屋さんがあった。

 19 不思議な空屋                20 蘇鉄畑
   



 そして、漁港の前に建つ鴨川オーシャンパークという道の駅に着いた。不思議な構造の建物である。建物の周囲は池になっているようだが、ご多分に漏れず水は入っていないため、ちょっと間の抜けた感じになっている。どうせなら海水を入れて、海とつなげたらどうかなどと無責任なアイデアが浮かぶ。
 海側の公園では、イベントをやっており、若いカップルや親子連れが楽しそうに遊んでいる。その横で、一人休憩しながら水分補給だ。恋人や家族と一緒に、車で楽しく観光する彼らと、一人トボトボと歩く自分。どこでこんなに差がついてしまったのか。そんな素朴な疑問が頭をよぎるが、まあ、好きでやっているのだからいいだろう。心と体は強くなれるはずだ....(いつのまに修行僧になったのか???)

 21 鴨川オーシャンパーク その1        22 鴨川オーシャンパーク その2
   

 23 鴨川オーシャンパーク解説板         24 鴨川オーシャンパーク その3
   

 国道のトンネルを避けて回り込むと、眼下には大きな橋が見えた。海の上を渡る房州大橋である。比較的新しそうだ。

 25 江見太夫崎のかわいい家           26 房州大橋
   

 橋の名前は大げさだが、橋からの眺めもなかなか雄大である。

 27 房州大橋からみた太夫崎の浜         28 天面付近の海岸
   

 ここで、国道は写真29のとおり、正面にピラミッド型の岩山を見ながら湾に沿って大きくカーブを描く。カーブの後、山が迫った道沿いの崖に、ひときわ目立つ赤い場所があったので寄ってみる。地蔵堂らしいが、崖を掘り抜いているようだ。近づいて中をのぞきこんでいると、おばあさんが一人いて、「お茶でも入れましょう」といいながら、すでにお茶を入れ始めている。年の割にはなかなか素早い動作だ。たぶん、尋ねてくる人がいなくて、話し相手がほしいのだろう。時間があれば、ゆっくりお相手をしたいが、今日中には、鴨川市街につかなくてはならない。丁寧にお茶をお断りして、先を急ぐことにした。

 29 天面の湾と山                30 西院の河原地蔵尊
   

 国道の山側にある道を歩く。おそらく旧道なのだろう。なかなか雰囲気がある道だ。門に大きな蘇鉄がある小学校があった。校舎の形も何となく南国風で映画のロケに使えそうだ。教室の窓から海は見えるのだろうか。
 写真32は何の建物かわからないが、柱が細くて妙に不安定な気がする。美容室ではないかという情報もあるようだ。

 31 太海小学校                 32 不安定な建物
   



 33 太海フラワーセンター方面を望む       34 椰子の木畑
   

 フラワーセンターが見えてきた。写真33の岬の途中にある鉛筆のように尖った岩峰が気になって仕方がない。

 35 フラワーセンター釣り堀          36 太海フラワーセンターを見下ろす
   

 海の釣り堀というものがあるらしいが、釣りをしていると優に半日はかかりそうなのでスルーする。ホテルもあり、観光地の雰囲気が濃厚になってきた。

 37 フラワーセンター             38 太海浜
   

 岬を回り込むと、いつの間にか、気になっていた例の尖った岩峰の下に来ていた。近くで見ると落石防止のための金網が全体にかけられており、すこしがっかりしたが、すぐ下に人が住んでいるので仕方がないだろう。長年の風化でこのような形になったのだろうか。

 39 尖った岩                  40 岩の上の鳥居
   

 漁港の横の岩にはすり減った階段があり、上には、祠がある。昔の漁民達は何を祈願したのだろうか。

 41 岩の上の祠                42 岩の上から江見方面を望む
   

 43 太海漁港                  44 渡し船乗り場
   

 太海漁港を通り抜けると、写真44のとおり、仁右衛門島行きの船着き場があった。島に渡るかどうか迷ったが、写真45のように、島には何もなさそうで、しかも島に渡るお客さんは一人もいなかったので、対岸から眺めるだけにした。
 後ほど駅でもらったパンフレットを見てみると、なんと個人所有の島で、代々の島主、平野仁右衛門島さんが何百年も住んでいるそうである。父と子が同じ名前でも良いのだろうか疑問だが。
 なんでも、頼朝が挙兵した後、石橋山の戦いに敗れ安房の国に逃げてきた時、この島にかくまったのが、平野仁右衛門である。その御礼に頼朝から「安房一国」をやろうと言われ「粟一石」と勘違いして、それなら島が欲しいといった、という伝説の島だ。観光収入と、島の周りの伊勢エビやアワビなどの漁業資源だけでも結構収入がありそうだ。写真45には島に渡る電線も写っているので、電気や電話もあるのだろう。水道や下水道はどうしているのかわからないが、近代的な生活ができるのなら、うらやましい生活だ。

 45 仁右衛門島 その1             46 仁右衛門島 その2
   



 47 太海海岸 その1              48 鴨川松島方面を望む
   

 景色の良い太海海岸を北上すると、ホテルらしい建物と湾曲した美しい砂浜が見えてきた。写真49の、浜の向こうにそびえる丸い岩山が印象的だ。
 この浜は、曹呂川という変わった名前の川が作り出したようで、河口部分にあたる。かなり大きな川なので橋まで迂回して渡ろうと思ったが、よく見ると砂浜はつながっている。写真50のように、この川は海に流れ込んでおらず、砂浜の途中で池のように貯まっているだけであった。珍しい川である。おそらく少しずつ、砂浜からしみこんでいるのだろう。もちろん雨が降って流量が増せば、海に直接流れこむに違いない。
 ここには、釣り人が多くいた。ちょうど釣あげている人の竿を見ると、形の良いキスが、数匹かかっていた。これなら釣り人が多いはずである。突然、キスのてんぷらを食べたくなった。

 49 太海海岸 その2              50 曹呂川河口
   

 釣人の邪魔をしないように砂浜を進み、高台に上がるとそこは青年の家の入り口であった。遠くから目立っていたドーム型の岩が頭上にある。枕状溶岩といって、千葉県の天然記念物だそうである。青年の家も立派で、岬の向こうまで通り抜けようかと思ったが、不法侵入で捕まってもいけないのでやめておく。戻って一般道のトンネルを抜けた。

 51 枕状溶岩                  52 鴨川青年の家
   



 53 鴨川松島 その1               54 鴨川松島 その2 
   

 トンネルを抜けると、海と島が広がる。突然、鴨川松島の碑というか案内標があった。確かに美しい景色であるが、写真55に写っている、島に向かって延るコンクリートの防波堤が無ければ....と、残念に思う。
 よそ者の勝手な意見として書かせてもらえれば、漁港の整備は、確かに必要なのだが、地方に莫大なお金を落とす典型的な大型公共事業なので、工事の利権や漁民票への政治的配慮から、どうしても過剰になってしまう面があるように感じる。漁港整備の公共工事は、農林水産省の補助金が湯水のごとく出るため、費用対効果の検討はもちろん、環境や景観への配慮も全くなしに、野放図に行われてしまったというのが現状ではないだろうか。
 この鴨川松島は観光資源や自然景観の保持と漁港整備の両立が困難だった例としては典型的なものだろう。鴨川松島は、右半分の景色を記憶にとどめた方が良さそうだ。

 55 鴨川松島 その3              56 鴨川松島 その4
   

 とはいっても、写真57のように、右半分はまだまだ手つかずの美しい自然が残されている。
 集落にはいると、商店の屋根にペンキを塗っているおじさん(おじいさん?)がいた。落ちないかな?と冷や冷やしながら見ていたが、一応こちら側の軒先に命綱らしきものが結んである。しかし、あのトタンの軒先で、体重を支えられるのだろうか。それに、こちら側の屋根を塗るときは、ロープの長さから見て役に立たない気がする。

 57 鴨川松島 その5              58 屋根のペンキを塗るおじさん
   

 59 沖縄風の寺                 60 鴨川漁港
   

 細い坂道を降りて、漁港に出る。市場の一角は、金魚のような派手な色に染まっていた。金目鯛である。これだけ大量の金目鯛を一度に見るのは初めてである。確かに、金目の煮付けはうまいが、今や高級魚になってしまった。しかし、おいしそうである。
 ちなみに手前の丸いバケツは「中金」、向こう側の四角い箱は「小金」の札がついており、大きさ別に分けてあるらしい。「大金」はいない。もう捕れないのだろう。「小金」が多いのが気になる。毎日これだけ捕れば、資源も減るだろう。それが「小金」すなわち幼魚の乱獲を招くという悪循環に陥っていなければよいのだが。

 61 金目鯛                  62 烏賊
   

 そのほかに、イカやハマグリなどが並んでおり、この海の豊かさを実感できる光景である。高級食材としてホテルや旅館に行くのだろうか。

 63 蛤                     64 鴨川漁港から市街地を望む
   



 さらに進むと、港に漁船とクルーザーが混在する区域になる。ふと道端のクルーザーを見ると、写真66のとおり、持ち主は青年の家であった。先ほど見てきた立派な施設である。この財政難の中、県立の公共施設で船を持っているとは驚いた。
 これに乗せてもらえるのなら、あそこにぜひ泊まってみたいものだ...などと考えていたら、自分の年齢はすでに「青年」ではなく、「中年」に分類されることに気がついた。年齢制限上、どう考えても無理である。あきらめるほかない。
 中年になったら、自分の稼ぎでクルーザーを買わなくてはいけないが、クルーザーどころか、徒歩で貧乏小旅行をしている私には関係のない話であった。

 65 クルーザー                 66 クルーザーの持ち主
   

 港を抜けると立派な橋を渡る。まだ、地形図には乗っていない新しい橋のようだ。橋の上から見る景色は、写真67のとおり美しい。
 ところで、この川は、加茂川であるが、漢字が「鴨川」ではないのはなぜだろう。

 67 加茂川                  68 前原・横渚海岸 その1
   

 何もない埋め立て地を抜けると、目の前に広大な砂浜が広がる。前原・横渚海岸である。夏は、大変なことになるらしいが、今は人もまばらで、青い空と海、海岸沿いの建物と椰子の並木が見事に調和している。日本の渚百選に選ばれたという標識が建っていたが、確かにすばらしい海岸だ。
 ハワイとマイアミと熱海を足して3で割って房総の景色を張り付けたような、違う表現をすれば、房総特産の醤油で味付けをした洋風トロピカル魚料理のような、見事なテイストである。(なんのこっちゃ?)

 69 前原・横渚海岸 その2           70 海辺の店
   

 鴨川は、サーファーの聖地だということだが、このロケーションを見れば、住みたいと思うのも頷ける。リゾートマンションやホテルもゆったりと配置されており、青い空に映えて独特の雰囲気を醸し出している。パラダイスということになるのだろうか。天気が良い日に訪れることができたことを感謝しながら、ビーチをゆっくりと歩く。これ以上は、私の下手な感想より写真が語ってくれるだろう。

 71 前原・横渚海岸 その3           72 前原・横渚海岸 その4
   

 73 前原・横渚海岸 その5           74 前原・横渚海岸 その6
   

 75 前原・横渚海岸 その7           76 前原・横渚海岸 その8
   

 77 前原・横渚海岸 その9           78 前原・横渚海岸 その10
   

 79 前原・横渚海岸 その11 

 80 前原・横渚海岸 その12


 81 前原・横渚海岸 その13          82 前原・横渚海岸 その14
   



 83 前原・横渚海岸 その15          84 前原・横渚海岸 その16
   

 写真85に写っているのは、外国人の女性である。もはや国際的なビーチとしての地位を確立しているのか?
 その横(写真86)では高校生の部活動だろうか、海を見ながら楽器の練習をしていた。こんなすばらしい環境の中で、仲間と音楽の勉強ができることを、正直うらやましく感じた。

 85 前原・横渚海岸で語りあう金髪美女       86 前原・横渚海岸で練習
   

 87 文理開成高校


 先ほどの高校生はここの生徒だろうか。うらやましい環境の学校である。

 88 前原・横渚海岸 その17          89 待崎川
   



 待崎川をわたると、華やかな前原海岸からうって変わって、静かで素朴な東条海岸になる。

 90 東条海岸 その1              91 東条海岸 その2
   

 前浜海岸が、若者、若い家族向けならば、こちらは、落ち着いた年輩向けの散歩コースか。

 92 東条海岸 その3              93 東条海岸 その4
   

 94 浜辺の植物案内                   95 東条海岸 その5
   

 96 東条海岸 その6              97 鴨川グランドホテル
   



 98 東条海岸 その7              99 鴨川シーワールドホテル
   

 海岸沿いには、オーシャンビューのホテルが散在している。やがて、ある意味で鴨川を全国的なネームバリューにしたシーワールドの裏浜に出た。鴨川といえばシーワールドと答える人は多いだろう。中は、かなりの人出で、静かな海岸とは別世界である。

 100 鴨川シーワールド その1         101 カモちゃんの看板
   

 102 鴨川シーワールド その2         103 鴨川シーワールド その3
   

 104 東条海岸 その8             105 東条海岸 その9
   

 写真105のホテルはすでに廃業しているようだ。
 東条海岸の空と海の色を残したくて写真106を撮ったが、うまく伝え切れていない。

 106 東条海岸 その10




 107 東条海岸 その11            108 亀田総合病院
   

 砂浜が川に遮られて、道路に出ると唐突にカラフルな建物があった。ホテルかと思ったらどうも病院のようだ。それも個人病院のようである。公立の病院でもこれだけ大きなものは少ない。大学病院並でヘリポートまである。亀田さんの個人病院だとしたら、病院経営に関して相当のやり手ということだろう。

 109 海岸背後の丘               110 海岸で泳ぐ犬
   

 海岸は、犬や女の子が遊んでいるのどかな光景だ。それにしても、子供と犬はなぜ波打ち際で戯れるのか。ほ乳類の遠い祖先が、この海から陸に上がった太古の記憶が共通しているのだろうか。

 111 海岸で遊ぶ女の子             112 東条海岸 その12
   

 113 緑に囲まれた家              114 東条海岸 その13
   

 海岸は、岩場になり、静かな漁港になる。

 115 浜荻漁港                 116 漁港の建物
   

   

 その先は、山が迫る小さな岬であった。そこに至る道は、国道の喧噪から離れて、何とも言えない晩秋の漁村の哀愁を漂わせている。

117 葛ヶ崎                  118 葛ヶ崎から見る夕日
   

 岬を回り込むと、トロピカルな並木が長い影を落としていた。

 119 葛ヶ崎から天津へ続く道          120 庭の芸術
   

 やがて、どこかで見たことのあるような、懐かしいふるさとの光景といった感じの夕日に染まる浜が見えてきた。

 121 二夕間海岸遠景              122 蘇鉄並木
   

 ふれあい橋の下では母子が釣りをしており、ベテランのおじさん釣師があっちの方が釣れるよと熱心に指南していた。

 123 ふれあい橋                124 夕間川河口 
   

 ここで夕日を眺めていたい気分であったが、帰りの時間を考えなければならない。後ろ髪を引かれながら海岸を後にして、安房天津駅に向かう。途中で、遠くから見えていた不思議なドームの正体が分かったので寄ってみる。中学校の校舎であった。ここの卒業生はこの校舎の形を一生忘れないだろう。

 125 二夕間海岸                126 安房東中学校のドーム
   

 駅前のバスターミナル?には、バスが一台止まっていた。その姿は永遠に発車しないのではないかと思えるほどのんびりしている。その錯覚は、この駅舎と、周りの優しい山並みのせいかもしれない。

 127 安房天津駅前               128 安房天津駅
   

 上りで帰るか、下りで帰るか迷ったが、来たときと同じフェリーのルートで帰ることにする。

 129 外房線下り列車
   

 今日は、ようやく南房総市を出て、鴨川市に入った。序盤は、静かな砂浜、オーシャンパークからは、海洋観光地としての海岸、そして、市街地に入ってからは、都会とローカルな雰囲気が微妙にミックスされた前原海岸、素朴な東条海岸、最後は安房天津のどこか懐かしい雰囲気と、変化に富んだ行程を満喫した。
 特に前原海岸は、万人を引きつけるだけの魅力があると思う。鴨川の中心部を見ることができなかったが、いつか、別の機会があるだろう。

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