神奈川県一周 (多摩川探訪) 
第13日目(2008年1月5日) 丸子橋 〜 矢野口駅

    

東急東横線の多摩川駅を降りる。その先の駅は、かの有名な田園調布駅である。何しろ、お金持ちになるということは、田園調布に家が建つと喚語されるほどであるから、その威光も日本一である。ということで、駅の少し先で、田園調布一丁目の住居表示案内をゲットしてから、二子橋方面に戻る。

 1 東急多摩川駅                 2 あこがれの田園調布(の住居表示案内)  
       



 浅間神社の向こうに古墳があるという看板があったので、寄ってみることにした。公園になっている。前方後円墳である。

 3 多摩川台公園                  4 亀甲山古墳
   

 5 亀甲山古墳解説版          

 昔の豪族の墓を後に、多摩川を渡る。

 6 丸子橋                    7 丸子橋から東急線を望む
   

 8 多摩川右岸から丸子橋を振り返る         9 東急東横線・目黒線橋梁
   

 このあたりの河川敷は広々していて、歩くのも気持ちがよいが、曇り空が少し寒々しい。

 10 多摩川緑地 その1             11 多摩川緑地から対岸を望む
   

 12 多摩川緑地 その2             13 新多摩川橋を望む
   



 14 新多摩川橋とホームレスのテント       15 諏訪少年野球場付近
   

 16 東急田園都市線と二子橋           17 東急電車
   

 河川敷にはあまり人がおらず、寒いので、橋を渡って華やかな二子玉川駅まで行ってみる。さすがに人がたくさんいて、ホッとする。人恋しさを癒してから、川に戻る。写真17でわかるかもしれないが。二子玉川駅の横浜寄りホームは、多摩川の上にある。

 18 二子玉川駅前                19 二子玉川駅
   

 20 二子橋から上流を望む            21 新二子橋上流
   

 写真22の歩道橋はまだ開通していなかった。

 22 東久地橋の歩道橋              23 東久地橋
   



 24 パークボール場 その1           25 パークボール場 その2
   

 26 宇奈根付近の堤防              27 多摩川橋を望む
   

 28 多摩川橋                  29 フットサルコート
   

 30 NECテニスコート              31 河畔の松林
   

 32 宿河原堰堤                 33 船島稲荷
   

 34 神社参道                35 船島稲荷神社石標
   

 36 宿河原堰堤近景               37 二ヶ領用水
   



 このあたりは、二ヶ領用水や稲荷神社があり、松もあってなかなか良い雰囲気である。休憩施設もあるので、サイクリングや散歩の一休みには最適だ。
 こんなのんびりした場所であるが、多摩川の歴史は、水利権争いの歴史でもあったようだ。特に終戦後の神奈川県と東京都の争いは、GHQを巻き込んだ激しいものだったらしい。首都東京の荒廃と復興、そして近郊農地の灌漑の整備が生んだ争いである。 
 一方、後年は、この堰が原因となった有名な水害が起こっている。1974年9月1日、台風16号の影響で、多摩川の上流部に降り続く雨が激流となって、水位が急速に上昇、その激流が二ヶ領宿河原堰に妨げられ、狛江市猪方地先の堤防を破壊、19戸の民家が流されるという「狛江水害」が発生した。
 岸辺のアルバムである。
 

 38 二ヶ領用水                 39 二ヶ領用水桜並木
   

 40 二ヶ領用水取水地点             41 二ヶ領用水取水地点から上流を望む
   

 42 ワンド                 43 小田急線橋梁
   

 44 小田急線複々線化工事            45 稲田多摩川公園から小田急線を望む
   

 小田急線とクロスする。登戸駅が近く、河原も少しにぎやかになる。ボート屋さんもあり、ちょっとした川遊びの観光スポットである。天気も良くなり、景色は最高だ。

 46 多摩水道橋

 47 多摩河原橋直下                48 ホームレスへの警告文
     



 昨年の大雨で、多摩川が増水し、河川敷のホームレスに危険が及ぶという事件があった。このため、写真48のような張り紙があるのだろう。写真50はその大雨の爪痕である。

 49 対岸の狛江市を望む             50 ホームレスのテント跡
   

 しかし、他に住むところがないのだろうか、すでに新しいテントが作られていた。

 51 再建されたホームレステント         52 河原の小径
   

 誰もいない、荒涼とした冬の河川敷を歩く。

 53 府中用水合流地点             54 河畔のワイルドな道
   

 55 多摩区布田付近               56 堤防工事
   

 57 堤防工事の説明版

 堤防工事をしている。この手の工事は、不必要だとはいわないが、治水を担当する役所の存続のために無理矢理計画しているような感じがしないでもない。30年に一度の洪水に耐えられる堤防の後は、50年に一度、100年に一度と、永遠にさらなるスーパー堤防を作り続けるのだろうか。
 狛江水害も、巨大なコンクリート堰を作り、本来畑だったところに人を住まわせてしまった結果という意味では人災ではないだろうか。

 58 二ヶ領上河原堰堤 その1          59 二ヶ領上河原堰堤 その2
   

 60 布田橋から上流を望む           61 二ヶ領上河原堰堤 その3
   



 ここは、宿河原の後に作られた取水口らしい。といっても江戸時代の話である。ここも、何となく風光明媚な雰囲気である。

 62 対岸の調布市                63 二ヶ領用水
   

 64 調布市中心街                65 二ヶ領上河原堰堤を振り返る
   

 66 稲田公園付近                67 京王相模原線鉄橋
   

 京王相模原線を過ぎる。

 68 河原をお散歩               69 京王閣競輪場
   



 70 多摩川原橋                 71 対岸のマンション群
   

 72 都県境標識                 73 都県境から下流を望む
   

 ついに、多摩川の両岸が東京都となる地点、すなわち都県境についた。神奈川県一周の旅もここで多摩川とお別れである。何となく寂しい気がする。

 74 河原の推定都県境界線            75 多摩川原橋
   

 76 多摩川原橋から下流を望む          77 多摩川原水道橋
   

 78 多摩川原橋から上流を望む          79 多摩川原橋神奈川県側から東京方面を望む
   

 80 矢野口駅
     南武線矢野口駅から家路を辿った。

 今日は、冬枯れの多摩川をたっぷり堪能することができた。充実した一日であった。
  

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